梅雨がきた

部屋の湿度がヤバい。75%もある。70%を超えると室内のPCと本が心配になってくるが、室温自体は低くエアコンで除湿をすればさらに寒くなるので、結局そのままということになる。

さて、今日も低気圧の影響で何もできなかった。梅雨に限らず、台風通過中の時にも感じる、あのフワ~っと頭の中へ上ってくる眠気である。午前中もつい横になり正午頃まで寝る。昼食後は自分を励ましつつ、昨日から読み始めた『理科系の作文技術』を改めて最初から読むことにした。しかし、読み始めるとどうも気分が悪くなってくる。なんとか昨日読んだところを超えたが、そこで溜らずまたベッドに横になる。結局、午後4時まで寝た。

自分のこの体質そのものについては、今さら否定的な感情は抱いていない。むしろ、子供のころから感じていた、雨や曇りの日になんとなく体内から生じる不快感の原因が低気圧にあると分かって合点がいっただけでヨシとしている。

ふと思うのが、自分が低気圧で不調をきたす体質でなかったらどうかということだ。ツイッターを開いて「(低)気圧」で検索すると、やはり同じように不調を訴える人が多い。もし自分がその状態でこうしたツイートを見たら、気の毒だなとは思わず、むしろ不快に感じる。嫉妬混じりの嫌悪感である。子供のころから、心身の不調を人前で訴える人に対する、反感と一言では言い切れない、憧れの混じった感情を抱いていた。なんかカッコいいな、と思っていた。影があるというか、何かに逆らいながら生きている人への憧れみたいな感情があった。それに比べて自分はどうだ。全くの健康体でのんきに生きている。途端に自分が惨めでダサく思えてくる。

そういう意味では、低気圧によって心身に不調が引き起こされることが知られ始めたこの世の中で、自分が順当にそういう体質だということが分かってむしろ安心感すら覚える。同じような症状を訴える人との一体感、ではない。「お辛いですね。一緒に頑張っていきましょうね」とはならない。ただ、嫌悪感やら嫉妬の混じった感情を抱かずに済んでラッキーということで、いわばマイナスのところががゼロで済んでいるだけのことである。